インフレ対策のリスクヘッジとしてコモディティーが注目されています。コモディティーの一般的な商品は金・プラチナなどの貴金属、鉄・銅・アルミなどの金属、原油やガソリン、天然ガス、LNG、石炭などのエネルギー、小麦、とうもろこしや砂糖などの農産品等に分けられます。
その中でも私は金投資をポートフォリオのごく一部ですが長期投資しています。少額ですが大きく資産が増えているのでもっと投資しておけば良いと思いました。2022年10月現在金価格は高止まり、プラチナ価格は下げトレンドになっています。私が考える金投資やプラチナ投資について書いてみたいと思います。
金・プラチナの商品積み立て
田中貴金属工業や三菱マテリアルなどは年会費を払いつつ商品の積み立て購入やスポット購入ができます。この場合は会社が預かってくれているので紛失や盗難などのリスクがありません。
コインを購入
金やプラチナのコインが購入できます。ウィーン金貨やメイプルリーフ金貨などです。ごくわずかですがプレミアム価格がつくものがありますが、基本的に加工量などが掛かっているので通常の金を買うよりは割高になります。
地金を買う
実際に実物を買うことができます。アジアでは地金の購入が拡大しています。実際に金やプラチナを持つという充実感もあるかもしれません。しかし保管場所の確保や紛失、盗難などのリスクがあるので個人的にはおすすめできません。
貴金属ETF
日本株を買うことと同じ要領でETFがあります。私はこのETFで定期的に購入をしています。手数料も割安でどの銘柄も信託報酬は年0.5パーセント前後です。また保管場所や盗難などのリスクもありません。下記にあるように日本国内でも多くの金・プラチナETFがあります。
1326 SPDRゴールド・シェア
1328 (NEXT FUNDS)金価格連動型上場投信
1540 純金上場信託(現物国内保管型)
1672 WisdomTree 金上場投信
1541 純プラチナ上場信託(現物国内保管型)
1674 WisdomTree 白金上場投信
結論としてはETFが圧倒的におすすめ
結論としては金・プラチナの取り引きにはETFをおすすめしています。実際に私もETFで毎月購入しています。私が購入しているETFは1540の純金上場信託(現物国内保管型)ですが、1株から購入できて7500円程から購入することができます。金・プラチナ取り引きにも税金が掛かりますが、ETFを特定口座で購入すれば税金の計算も容易です。
直接的に200万円を超える金・プラチナの地金取り引きでは本人確認書類の提出が必要です。売却して得た譲渡益については譲渡所得となり所得税の確定申告が必要です。ただし譲渡益については年間50万円までは特別控除枠が利用できますが、そもそも確定申告自体がややこしくてめんどくさいです。
以上の理由からもし特別なこだわりが無い場合はネットで小額からでも気軽に購入できるETFでポートフォリオの一部に組み入れるのがリスクヘッジになって良いかと思います。ただ、金やプラチナは配当がありませんのでポートフォリオのごく一部に抑えておくのが良いでしょう。
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