12月21日に日本製鉄が日鉄物産に対して公開買付であるTOBを発表しました。買付価格がなんと9300円。これにはビックリです。87.5パーセントのプレミアムだそうで、5000円近辺で推移していた株はTOBで4300円ぐらいのプレミアムが付きました。100株だけでも保有していたら43万円の大きな利益です。
日鉄物産が取り扱う日本製鉄の鋼材は1000万トン以上と見られるが、業務の効率化や営業力強化、一貫体制を活用した高付加価値化などで、トン当たり1~2千円のマージン改善が実現すれば100~200億円の相乗効果が期待されるそうです。
また、大和証券によると歴史的には日経平均のボトムの3年後に上場企業の大規模M&Aが発表される傾向があるそうです。買われる側の納得できる価格等に影響があるだろうとその理由を推測しています。そして、そう考えると、来年はもっと上場企業のM&Aが増えることが期待できると述べています。ほんとかな、と突っ込みたくなる話ですがTOBが最近増えているのは事実です。
つい最近ですとプレナスがTOBで大幅高になりました。上場会社が完全子会社化する為のTOBは大きな利益になり得ます。割安に放置されている子会社を狙うのも良い戦略かもしれませんね。
以前もTOBに関して書いた記事がありますので良かったら参考にしてくださいね。
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